かっつんです。
例のSCGで勝ち上がったジェスカイテンポ。

電撃的な活躍と、トリコカラーの人気もあいまって、一躍注目デッキに躍り出ました。

私の友人にも熱烈なトリコファンがいて、彼が興奮していたのが印象的です。
せっかくなので、今日はそんなジェスカイテンポの話。
まず、SCGを優勝したデッキのリスト。
(SCGとはアメリカの大手ショップのこと。その大会)


【ジェスカイテンポ】

4:《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》
4:《カマキリの乗り手/Mantis Rider》
3:《道の探求者/Seeker of the Way》
11 クリーチャー

1:《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster》
2:《龍語りのサルカン/Sarkhan, the Dragonspeaker》
2:《払拭の光/Banishing Light》
2:《時を越えた探索/Dig Through Time》
4:《ジェスカイの魔除け/Jeskai Charm》
4:《稲妻の一撃/Lightning Strike》
4:《マグマの噴流/Magma Jet》
2:《蒸気占い/Steam Augury》
4:《かき立てる炎/Stoke the Flames》
25 スペル

2:《島/Island》
3:《山/Mountain》
2:《平地/Plains》
3:《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
2:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1:《神秘の僧院/Mystic Monastery》
3:《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
4:《天啓の神殿/Temple of Epiphany》
4:《凱旋の神殿/Temple of Triumph》
24 ランド


2:《灰雲のフェニックス/Ashcloud Phoenix》
3:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2:《マグマのしぶき/Magma Spray》
2:《否認/Negate》
1:《悟った達人、ナーセット/Narset, Enlightened Master》
1:《嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms》
1:《龍語りのサルカン/Sarkhan, the Dragonspeaker》
2:《神々の憤怒/Anger of the Gods》
1:《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
15 サイドボード


16枚のバーンカードと、11枚のクリーチャー。
ドローソースが4枚、万能除去が2枚、PWが3枚。

相手に応じて変幻自在な動きができて、アグレッシブサイドもある。
バーン的な動きはできるけど、このデッキはバーンじゃないね。

~~テンポと名づけたのはナイスネーミングだと感じた。
対応のしづらさこそがこのデッキの最大の強みであると思う。


強力なクリーチャー2種、強力なPW2種を他のカードでサポートする。
核になるクリーチャーが強力なため、序盤からマウントを取れたら、さらに火力で攻勢をかける。

基本的にはコントロールに強いが、アグロや一部の攻撃的なミッドレンジに対しては、
火力、バウンス、絆魂でしのぎながら、PWやナーセットで場を制圧していくプランもある。

優秀なドローソースを採用しており、防御的なデッキに対しても、ハンド切れを起こしづらくしている。


サイドの変則的にアドが取れる灰雲のフェニックスも面白い選択肢だと思う。
デーモンとストームブレスが止まる上、各種PWへのプレッシャーになる。

メイン採用されていないのは、デッキの方向性の問題と、
チャンドラに弱いからだと思う。

私はこの環境のチャンドラは「すごく強い」と思っていて、
チャンドラを使うデッキは多くなると思っている。

もし、まだ持っていなければ、買っといたほうがいいと思う。
私はタルキール直前で2枚しかなかったチャンドラを600円で1枚買い足したし、友人にも勧めた。
忠誠度5スタートができるPWは強い。
(ジェイスも使いようによっては強いよ。代わりにニッサの価値は下がる、か、既に下がりつつある)

フェニックスは彼女の+1で焼かれたらたまったもんじゃないから、サイドに入れたのだと思う。



メインには攻撃的に使えるクリーチャーが8枚、道の探求者は攻防一体の働きを為すとはいえ、バーン的なカードではない。
もし、カマキリか扇動者のどちらかが3マナじゃなかったら、ブリマーズでも入ってたんじゃないかな。

扇動者が強力なのは、周知の事実なので、あえて述べないが、
もしかしたら、カマキリはまだ疑問に思っているプレイヤーもいるかもしれない。

3マナ3点ソーサリー。
撃った後に3/3警戒クリーチャーとして場に残る。

こういう使い方をすれば、当然強い。
ちょっとペインランドでライフを支払ったとしても3t目にこいつを出す価値はある。
相手の方がライフを損するはずだから。
つまり、自ライフの価値が相手ライフの価値より低いデッキで使うべきカードと言える。

わかっているプレイヤーのほうが多いと思うけど、ライフ1点は同じ価値じゃないからね。
ゲーム中には支払ってもいいライフと、削られてはいけないライフがあり、ライフもマナやハンドと同じ、リソースの一つだという事を初心のプレイヤーは覚えておくといいと思う。

また、環境におけるキーになるタフネスが2以下と4と5になったおかげで、環境から稲妻の一撃と胆汁病が減った。
これも追い風になったと思う。

白の除去にはカマキリの速攻に対処できるものは少なく、黒の英雄の破滅か、非情な切断あたりが敵になるが、3t目にこれらを撃つのはちょっと難しい。
初手にあったら、ほぼ間違いなく3点以上持っていくカードであったと言える。


カマキリ以外のカードだが、チャンドラ、サルカンの説明はまあいいかな。
彼らはとりあえず強いカードで、今環境の赤の隆盛を支えてくれるだろう。

興味深いのは時を越えた探索と蒸気占いで、この枠が今後どうなるかは未知数だと思う。
デッキをもっと前のめりに研ぎ澄ますなら邪魔だと思うし、かといって、ドローがないとライフゲインして防御に徹するデッキは削りきれないだろう。


また、今後、環境が変化し、胆汁病や稲妻の一撃が環境に増えれば、カマキリは姿を消すかもしれない。
(かもしれない、としているのは、多少、天敵が増えても使う価値があるほどのカードパワーがあるから)

アブザンやセレズニアなら、マナ加速してアラシンの上級歩哨も悪くない。

今後はカマキリ、デーモン、ストームブレス、サルカンという飛行戦力をいかにストップするか。
飛行への解答を持たないデッキに人権がなくなりつつあるので、
1tエルフ2tニクス毛の雄羊3tアラシンの上級歩哨4t高木の巨人という展開ができるセレズニアや、
稲妻の一撃、フェニックス、ドラゴンが使えるグルールも悪くないと思う。



4 エルフの神秘家
4 森の女人像
4 羊毛鬣のライオン
3 ブリマーズ
4 クルフィックスの狩猟者
3 ポルクラノス
4 アラシンの上級歩哨
4 高木の巨人(もしくは風番いのロック)

3 不動のアジャニ
2 ニッサ
2 エルズぺス

土地 23



4 エルフの神秘家
4 森の女人像
4 クルフィックスの狩猟者
4 ポルクラノス
4 灰雲のフェニックス
4 ストームブレス

3 ゼナゴス
2 サルカン
4 火口の爪
4 稲妻の一撃

土地 23


正直、バーン使ってて上のセレズニアくらい防御的なデッキに当たったら、ちょっと勝てる気しないね。
メインはいいけど、サイドからナイレアの信奉者とか入ってくるだろうし。

ただ、ラスゴ積んでるコントロールには弱いから、メタに上がってくるかはわからない。
グルールの方はもう少し可能性あると思う。